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タイルカーペット貼 [ 基本編 ]

タイルカーペットとはその名の通りカーペットがタイル状にカットされている

商品のことをいいます。

主にオフィス、商業施設などの床に貼っている床材がそうです。

貼替えが容易で汚れた場所だけ貼替えれるという経済的に優しい素材です。

最近では様々な色、模様、柄などが各メーカーより出品しており、色々な

パターンをつくることも楽しみのひとつです。 

 

オフィス設計をする上では必ず利用する素材になります。

色や模様の好みで商品を選定するだけではなく、

実際に貼るときのパターンを変えるだけでも表情が変わります。 

 

名称:市松貼り

特徴*最もポピュラーな貼り方でオフィスビルの床ではほとんどのタイルカーペットが市松貼りになっている

*名前の通り、市松模様のように見えるのが特徴

*安価なタイルカーペットを高級感があるように見せることができる貼り方

 

 

名称:流し貼り

特徴*タイルの向きをすべて同じ方向に向けて貼る方法

*継ぎ目がわかりにくくなり、ロールカーペットのように見える

*通路などでは奥行き感がでる

 

 

名称:ランダム貼り

特徴*流れを考えずにスピーディーに作業をすることができる

*汚れた部分だけを貼り替えた際にランダムに貼っているので貼り替えやすい

*模様があるもの、色があるものを利用して貼るパターンが多い

 

 

名称:馬貼り(アシュラー貼り)

特徴*通常500㎜角のタイルカーペットではほとんど施工事例はない

*縦横の幅が異なっているカーペットで半分ずらして貼る方法

*フローリングやレンガのように目地をずらすことで床にアクセントを加える

 


 

以前に比べてタイルカーペットの柄、質がかなり上がっております。

選ぶ際には実際にメーカーなどにサンプルなどを取り寄せて確認するのですが

貼り方によっては素材1枚のイメージと全く違う模様になります。

設計の際にはどこから見るのか、どの程度見えてくるのかで様々なパターンの

貼り方を検討しながら床のデザインを考えてます。