COLUMN

MATERIAL

照明が空間に与えるイメージ


 

もしあなたが、ご自身の部屋をおしゃれにイメージチェンジしたいと
考えた場合、どこに手を加えますか?
 

 

家具変える、壁紙を変える、ベッドカバーを変える、ラグを敷くなど

様々な方法が思いつくと思いますが、最も効率的に印象を変えることが

出来るとすれば、それは照明だと思います。 

 

例えば次の写真A、Bはどちらが明るいでしょうか?

 

 ■写真A


 

 

■写真B

 


 

 

実際これはどちらも同じ照明器具を同じ灯数使用しています。

しかし写真Aのほうが明るい印象を受けましたよね?

人間の視野をこの空間に当てはめたとき、次の図のように人の目はほとんど鉛直面、

つまり壁を見ているのです。そのため壁が中心に照らした写真の方を明るいと感じるのです。

 

 

 

このように同じ照明器具でも、どこを明るくするかで空間が与える印象を大きく

変えることが出来るます。

今日はその代表的な例を3つお伝えできればと思います。 

 

1.天井を明るくする

天井を明るくすることで、空間を上方向に広く見せる演出効果があり、

日常的でなおかつ開放感を感じさせることの出来る方法です。

リビングの天井面を間接照明で明るくするのはこの目的のためです。 

 

2.壁を明るくする

空間を横に広く感じさせることの出来る照明手法で、

同時に奥行きも感じさせることが出来ます。

しかし、天井高があまりない場合は、逆にその低さも強調してしまうことになるので注意が必要です。 

 

3.床を明るくする

天井や壁を暗く感じさせることで非日常性が高まる手法です。

高級感やプライベート性を演出するため、利用者に高揚感を与えることが出来ます。

高級レストラン等では必ずと言っていいほどこの要素を取り入れています。

 

 このように照明が空間に与える効果は非常に大きいことがご理解いただけましたでしょうか?

まずは天井の円形蛍光灯を外し、フロアスタンドで壁を照らしてみてください。

本当に簡単に、低コストでお部屋の雰囲気を一変させることができると思いますよ!