こんにちは。
皆さんは「ルームサイン」をご存知ですか。
お部屋の入り口に表示されている部屋名などが該当します。
公共機関、オフィスなど、不特定・初めて利用する人でも
間違えること無く入退室することができます。
最近では、各プロジェクト、利用目的によって様々な機能を
付加することも多いです。
例えば、「在空表示」機能は広く知られていると思いますが
会議室などの利用予約システムと連動して
どんな会議内容が行われるのか表示できるようにしたり
ホワイトボードやガラス面を設けて
手軽にペンで利用内容を書き込み表示したり様々です。
数年前はアクリル等で特注製作することも多かったのですが
最近はリーズナブルな既製品であっても、
各メーカー・WEB販売店でかなりバリエーションが揃うので
特注品と既製品を組み合わせることも取り入れるようにしています。
お部屋の名前や組み合わせを考えてオリジナリティのある計画とするのは
利用者を迎え入れるおもてなしの心 & 遊び心があって良いと思います。
ここで、先日起こった不具合のひとつをご紹介致します。
WEB購入品の「在空表示プレート」。
15mm幅に細いスリットが有り、スライド操作により
赤色(在室・使用中)、黒色(不在・使用可)が表示され
スリムでとてもスタイリッシュな印象です。
特注の室名プレートと組合わせて使用することを考えて採用となったのですが、
実際使用されると細いスリットの赤色が、アクリルの厚み分奥まっていて影になり、
暗くて赤が黒に見える 〜 お部屋を使用しているのかどうかわかりにくい!
といった不具合が起こってしまいました。
工事完了後、お客様から特にそういった声をお聞きしていなかったのですが
第2期エリア(次回エリア)の計画中に不具合をお聞きして、そこで初めて気付き、
2期では異なるサインデザインにてご要望を受けました。
結果、2期エリアでご好評となったルームサインにて
1期エリア(初回エリア)の分も全て無償交換する対応を決め
ご満足を頂くことができました。
見た目が良くても条件によっては、十分注意が必要なものもあるという教訓にもなりましたし、
日頃から、製品・素材・建材に対して、効果的な使い方を見極める姿勢でいることで
より良いサービス提供ができればと思いました。