皆さんはブリックタイルをご存知ですか?
レンガ造りの倉庫のような無骨な雰囲気や、
白く塗装してアンティークな雰囲気を取り入れる際に非常に有効な素材です。
一般的には、レンガや石材をかたどり、セメントと軽量骨材から
生成されているタイルのことを指しています。
レンガは窯で焼かれて生成されるブロックですし
石材は切り出されたり、割って作られたりするので非常に重たく施工は難しいですが、
その点、ブリックタイルは非常に軽い為、施工性の高い素材といえます。
最近では自らWEB購入し、DIYしてしまう方もいらっしゃるようです。
今回はそんなブリックタイルの様々な貼り方をご紹介いたします。
よく見かけるのは「馬踏み目地」(馬貼りとかよく言われています)
他に「フランス貼り」「イギリス貼り」「アメリカ貼り」など、色々あります。
どの辺りがフランス・・アメリカ・・なのかは聞けなかったので
今度、歴史と合わせて調べてみようと思います。
広い面にブリックタイルを貼る場合には、さりげなくパターンを入れてみると
リズムが生まれ素敵な表情に変化します。
写真のように一部だけ、縦貼りを取り入れても面白いですね。
タイルとタイルの隙間を埋める「目地材」の入れ方も様々です。
時々、目地材をたくさん&綺麗に詰めていて
せっかく凹凸の良さのあるブリックタイルなのに
陰影がなくてフェイクの壁紙のように
のっぺりとした印象のものを見かけることがあります。
そのため弊社では、事前にモックアップを作成し、照明との関係までシミュレーションを行うこともあります。
目地の詰め方・目地の厚みなど、お客様・職方さん達に一緒になって検証して決めていきます。
タイルの素材だけではなく、その貼り方や目地の表情なども併せて考えることで、
同じ素材でも、空間に与えるパフォーマンスが格段に高まります!
もし、ブリックタイルをご検討の際には、参考にしてみて下さい。