5,6年前からオフィス内にカフェを設置するお客様が増えております。
これまでは福利厚生として自販機や、給茶機などを設けるお客様がほとんどでしたが、
なぜ執務エリアの席数を削ってでも、オフィス内にカフェを設けるのか?
改めてオフィス内のカフェに求められている役割を考えてみました。
弊社もこれまでに、数多くのカフェを構築させて頂いておりますが、
一番はじめのきっかけは「社員用に朝食を用意したい」というご相談を受けたことでした。
当時、お客様のオフィスでは朝のサービスとして、野菜ジュースやバナナなどの軽食を
簡易的な冷蔵ショーケースを介して提供されていました。
かなりの反響で毎朝始業時間前にはなくなってしまうという状況だったそうです。
そこで、それだけのニーズがあるのであれば、希望する社員全員に配布できるように
カフェコーナーを設計してほしいとご要望を頂きました。
以後、多くのお客様から同様のご要望頂き、多くのオフィスカフェを構築させて頂きました。
そこで、オフィス内カフェの利用シーンについて以下のまとめてみました。
*コーヒーを飲む、軽食をとる場
*休憩
*ランチ
*集中席
*オープンな会議、雑談
*セミナー、イベント、全社会議
このように、一口にカフェと言っても職場での活用のされ方は多様性があります。
しかし、実際に経営者の方々が、カフェを導入されるのには別の狙いがあります。
それは「社内のコミュニケーション活性化による、生産性の向上」です。
「コーヒーを飲む」といった目的を利用し、働く人を固定席から特定の場所に意図的に
誘導することで、同じ目的をもった他部署の人との接点が生まれます。
いつもと同じオフィスで働いているにも関わらず新しいコミュニケーションに接することが出来るのです。
「組織横断的コミュニケーション」は社内の風通し良くしてくれるだけではなく、
仕事に直結する新しい発見をさせてくれる可能性にも期待が寄せられるところです。
今ではカフェ運用を外部委託に依頼し、本格的なカフェを導入されるほど、
力を入れて取り組まれているお客様も増えております。
世間的にもオフィスにおけるマグネットスペースの有用性は認知されてきているので、
オフィス内カフェはこれからますます増えてくるのではないでしょうか。