COLUMN

PROJECT

現調調査-事前確認編

オフィスのデザイン提案やレイアウト作成、内装工事をするにあたって
より優れた提案・工事をするには何が重要でしょうか。

 

私は現地調査だと考えています!

 

現地調査を充実したものにすることは、お客様が入居するテナントをより理解し、それを提案に反映する事ができます。

 

今回は新規オフィスの開設に的を絞り、
私が現地調査をする上でどんな部分に注意しているのかご紹介しようと思います。

 

 

①建物情報の事前確認

 

 

現地調査をする上でまず最初にすることは建物情報の確認です。
お客様が入居される建物はどのような建物なのかを理解することは設計をする立場の我々にとっては必要不可欠です。
また、建物の概要を把握することで、内装仕上工事に絡む消防設備の有無や制限についてもおおよその予測をすることができます。
※不燃材の使用やスプリンクラー設置の有無など

 

 

②事前配布資料の確認とチェックリストの作成

 

 

各プロジェクトごとに依頼方法や事前にいただける資料は様々ですが、少なくとも建物情報は共有いただけることがほとんどです。
※建物情報がない場合もビル名だけでも分かれば、インターネット等でおおよその規模感は把握できます。

 

次に、入居予定の専有物内の平面図・天伏図があると、現地調査の際の確認ポイントをピックアップしやすいですね。
また、事前確認と平行して基本図ベースではありますがレイアウトを練ることもできます。

 

また、工事区分表があると
各社の工事内容が鮮明になるため、工事範囲となる部分をより注視できるようになる事と、区分が分かれる責任分界点などにも気付くことができます。
※特に電気設備工事や間仕切工事などがポイント!

 

 

③建物周辺の把握

 

 

現地調査と少し被る部分もありますが、周辺環境にも気を配ることにも努めています。

 

建物周辺の情報を把握することで、工事用トラックがビル到着まで無理なく行くことができるか、工事中職人さんの駐車スペースがあるか、その他飲食店など少しでも周囲の状況を把握しておくことで工事期間中のイメージもできます。
※現地調査の際には実際にビル周辺を歩いて確認しますが、事前にGoogle Earthなどで雰囲気を感じることもできます!

 

今回のコラムでは現地調査をするにあたって、
私が注意している一部をご紹介しました!

 

前述した内容を含め、事前確認を漏れなく行えれば
当日の現地調査をより充実したものにできると思います。

 

次回は実際の現地調査で気をつけているポイントなどを紹介したいと思います!