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照明の上手な使い分け

コロナ禍の影響で生活が大きく変化した人は多いのではないでしょうか?
特に在宅勤務や時短出勤等により家で過ごす時間が増えたという声が多く聞かれます。

 

今回は、そんな自宅での活動時間を快適にする事ができる「ライティング」について
紹介致します。

 

 

 

照明には色温度という指標があります。
ケルビン(K)という単位で呼ばれ光の色を表す単位として用いられています。
電球のようなオレンジ(2700K)の光は色温度が低く、蛍光灯の白い光(5000K〜)は
色温度が高くなります。

 

この色温度を下記の2つのポイントを意識して使い分けることで、空間の快適性を格段に向上させることができるのです。

 

①色温度と明るさ
②色温度と光源の高さ

 

今回は「①色温度と明るさ」についてご紹介します。

 

次の表は「クルイトフ曲線」と呼ばれるもので、「色温度」と「明るさ」をどういった組み合わせで
設計すれば人が快適に感じるかをグラフ化したものになります。

 

 

 

 

例えば電球色に近い3000Kの照明であれば、
「120lx〜520lx」の範囲明るさに設計してあげることで快適に感じることが出来ます。
逆にそこから外れてしまい低い色温度で明るすぎる空間となると「暑苦しい」、
白い光で暗い空間を構築してしまうと「陰鬱」といった不快な印象のライティングとなってしまいます。

 

色温度はどんな照明器具にも記載がありますので、照明器具やランプを選ぶ際に注目してみて下さい。

 

1日の生活の中で多くの時間を照明と過ごす我々にとって
ライティングが人体に与える影響は非常に大きいため、
本コラムを読んでぜひご自宅の照明等を見直してもらえたら嬉しいです。