さて今回はLED照明は本当にお得なのかということを
改めて考えてみました。
弊社はオフィスのお仕事が多いのですが、ここ最近
「LED照明が消えてしまったのでランプ交換をお願いします」という
お問い合わせを頂くことが増えてきました。
LEDがオフィスに導入され始めた2013〜2015年にいち早く
導入をされたお客様からのご相談です。
ただ、ここで一つ問題が発生します。
オフィスで使用される高光束(明るい)LEDダウンライトは
ランプのみの交換ができないものがほとんどなんです。
寿命で点灯しなくなってしまったものは器具ごと交換になり、
それには電気工事業者の施工が伴います。
*例えば100灯のLEDダウンライト交換の場合、
新しいLEDダウンライト¥10,000x100灯=¥1,000,000
電気工事費 ¥400,000
、、、、、合計¥1,400,000!!!
「ランプ交換をお願いします」とご相談くださったお客様にとって
¥1,400,000は正直想定外の金額だと思います。
会社には朝早く出勤する人から、終電まで残業される人まで
大体1日15〜16時間常に照明が点灯しています。
そうするとおおよそ6年でLEDダウンライトは寿命を迎えます。
それでは6年間のFHT42蛍光灯電球のダウンライトと
LEDダウンライト(同等の明るさ)の比較をしてみます。
【6年間の電気代の差額】
*蛍光灯の電気代 ¥42,000/6年 → x100灯だと ¥4,200,000/6年
*LEDの電気代 ¥9,400/6年 → x100灯だと ¥940,000/6年
【6年間のメンテナンス費(工事費)の差額】
*蛍光灯の場合 (¥1,800のランプをx4回交換) ¥7,200/6年 → x100灯だと ¥720,000/6年
*LEDの場合 (前述の通り) ¥14,000/6年 → x100灯だと ¥1,400,000/6年
もうお気づきかもしれませんが、6年に一度の工事費用を含めて検討した場合で、
蛍光灯と比較した場合でも¥2,580,000もLEDのほうが結果として得をしているのです。
現在、ちょうどLED照明に交換されてから6〜7年が経過し、これから多くのご相談を
頂くことが予想されるLED照明。
オフィスで多く使用されている蛍光灯タイプの器具と比較し、
6年に一度のLED器具交換の工事費用迄含めて検討されている記事が見つからなかったので、
簡単ですが自分なりに検討し、改めて、オフィスにおけるLEDのコストパフォーマンスを確認することが出来ました。