弊社では収納や家具をオーダーメイドで
制作したいというご要望が多く、これまでに
多種多様なオーダーファニチャーを納品してきました。
「あのホテルのイメージでデザインしたい」
「こんな木目を使いたい」とか
「これをピッタリ収納できるサイズで」など、
形状や素材、収納への自分だけのこだわりを
実現できるところがオーダーの醍醐味です。
時には無理難題もあったりしますが、
お客様と一緒にゼロから創り上げていくのは
我々としても楽しいプロセスです。
そんなオーダーメイドを通じて気が付いたのが
収納扉や引き出しの開閉方法について。
使い勝手を左右する大切な要素にも関わらず、
案外ご意見が出てこない場合がほとんどです。
そうなると、お客様のイメージを損ねずに
スッキリとした印象に仕上がるため、
ハンドルレスなデザインをご提案します。
ドアハンドルのような出っ張りが無いため
調理で動きまわるキッチン家具では
ハンドルレスがスタンダードですね。
扉上部の手を掛ける部分の形状を工夫することで
機能とデザインが高次元で結実した上質感が表現できます。
因みにこちらは弊社オフィスの収納扉。
どの部分に手を掛けても開けられるように
扉の縦方向全体に手掛け加工を施し、
耐久性を考慮して手掛け部分は無垢材を採用しています。
また、いかにも扉に見えないように
扉の吊り元側と手掛け側の隙間を統一した設計ですが、
パッとみて手掛けがわからないので
慣れるまでに時間が掛かりました・・・
ハンドルレスを単なる機能にとどまらず、
積極的にデザインエレメンツとして
計画してみるのもオススメです。〜♫