COLUMN

kay me 毛見社長インタビュー

「挑戦する女性を応援する」をミッションとして
ライフスタイルを応援するブランド kay me(ケイミー)の
ファウンダー毛見純子社長にお話を伺いました!

 

 

— ナリングとの出会いを教えてください。

 

kay me銀座本社を現在の銀座中央ビルに拡張移転する際に、
オフィスとショールームの設計から施工まで依頼させて頂きました。

 

— 初めて毛見社長にお会いしたのは2013年10月でした。

 

移転まで3ヶ月というタイトな準備期間を経て
2014年1月末に10階に入居したのですが、すぐに手狭になって
翌年3月に店舗とオフィスを分離して2フロアに増床しました。

 

 

— もう増床ですか?って驚きました。

 

店舗の一角をバーのようなリラックスできる雰囲気にしたくて
特注カウンターを造ったのですが、
天板にはこだわって天然木の無垢材を選びました!

 

 

— 毛見社長のイメージに叶う材木を探して東京郊外の銘木店で買い付けました。

 

 

エレベーターに入らないので、長い天板をカットしたことや、
素材を選んだりしたのが懐かしいです。

 

— 毛見社長にお伝えしていなかったかもしれませんが、
弊社の会議室の天板は銀座本店カウンターの余剰材を購入して作ったんです。

 

そうなんですか!!
兄弟関係ですね。(笑)
なんだか嬉しいです。

 

— カウンターチェアもこだわって選びましたよね。

 

 

アンティーク調の家具が好みなのですが、
ASPLUNDにオーダーしたチェアも気に入ってます。

 

実はワインなどをウェルカムドリンクとしてサービスしています。

忙しい毎日の間を縫って来てくださる皆様にカウンターでゆっくり休みながらお洋服を

見て頂きたくて始めました。

 

隣に座ったお客様同士が仲良くなられたり…
この場所でコミュニティが生まれるのもとても嬉しいです。
楽しんで頂いている姿を見るとカウンターを設えて良かったなと感じますね。

 

— アンティークと言えば、2017年にオープンしたkay me Clubが印象的なプロジェクトでした。

 

 

気軽に先端情報を交換できる上質な空間を提供したいという思いで、
新宿三丁目店に併設したラウンジ空間を創りましたね。

 

1800年代に英国ロイヤルファミリーで使用されていた上質なアンティーク家具や輸入壁紙、
アンティーク調に仕立てた特注テーブルなど、都会の喧騒を忘れて寛げる素敵な空間にしましたね。

壁紙などはそれだけのために船便で運ぶなど煩雑なこともあり

ナリングさんに様々な調整をしていただきとても助けていただいたのを覚えています。

 

— コミュニティをとても大事にされているんですね。

 

そうですね。コロナが明けて2024年3月に数百人規模のイベントをやらせていただいたのですが、

我々にとって物質的な価値だけでなく、お客様同士が知り合い、知恵や経験を交換し触発できる
サロン的な空間を持つことは大事だなと改めて実感しました。

余白の空間というか、自然にコミュニケーションが生まれるような場に、
今後また投資できたらいいなと考えています。

 

— 毛見社長は今もお洋服のデザインを手掛けていらっしゃるのですか?

 

はい。もともと自分の実体験をもとに忙しい女性の活躍を応援したくてはじめたブランド事業なので、

自らさまざま直面する課題や要望を取り入れたコンセプトやデザインを手掛けています。

また、私の祖母が呉服屋をしていた影響もありデザインには着物へのリスペクトなども反映されています。

 

一方で、売れ筋という意味では毎日着れるという理由で

ネイビーや小さなプリント柄のワンピースがお客様から人気ですね。

 

— 皇族の愛子様がkay meをお召しになってましたね。

 

確かに報道で我々も拝見して知りました。反響がすごかったです。

同じアイテムが欲しいっていうのがきっかけでご来店されるお客様も多いです。

 

— 洋服から生まれる繋がりってすごいですよね。

 

最近だと2ヶ月前にナリングさんにご依頼した梅田店2Fから1Fへの移転をきっかけに、

「とても便利になったのでお友達も誘いやすい。イベントやセミナーを開催してコミュニティ運営もしてほしい」

とお客様からご要望をいただきます。

 

洋服を介してのコミュニティはフェアなのが魅力です。
いろいろなお立場を超えて「この服かわいい!」とか「それ似合うね!」みたいな会話が生まれるので、
お客様同士、お近づきになりやすいようです。

「先日、ご一緒だった〇〇さんとその後、ごはんに言ったよ」などご報告をいただくこともよくありますね。

 

 

— 移転前の梅田店をとても気に入っていらっしゃいましたね。

 

 

2015年にナリングさんに作っていただいた2階の店舗がとても好きでした。
今回は1階にリニューアルオープンして新たな人との輪が広がっていて嬉しいです。

 

梅田店スタッフも今回の移転プロジェクトに最初から構想に携われたことが嬉しかったようでチーム力が上がりました。
空間を作ることで色々なきっかけが生まれたり、繋がりが広がっていくのは素敵なことですね。

 

 

デザイン設計では色々制限がある中で、ナリングさんには調整役としても動いていただいて・・・
特に長年担当して頂いている平野さんには本当に感謝しています。

 

— 平野はkay meとのお取引が始まった2013年入社なんです。

 

そうなんですね!ナリングの皆さんはとても穏やかで、さまざま難しい交渉も落ち着いて、

弊社と施設側の間でうまくコミュニケーションをはかってくださいます。

安心して意思決定を積み上げられるので本当に頼りにしています。

 

私自身も、いろいろなアイデアや要望をお伝えしている方かもしれませんが、
今思えば、こちらのリクエストに対してNOと言われたことが一度もありません。

我々のことを思って代案をいくつも用意してくださったり、言いにくいこともしっかりアドバイスをくださったり

とても建設的に進められて助かっています。

 

ナリングさんの採用はどうされていますか?

 

— 弊社では経験の有無は全く気にしません。エニアグラムを参考にしつつ、ほぼ直感で決めてます(笑)

本日は素敵なお話を聞かせて頂き本当にありがとうございました。

 

こちらこそありがとうございます。

コロナ禍中にも関わらず施工をお願いしオープンさせた有楽町店もおかげさまで好調です。

 

 

— こうして振り返ると沢山のエピソードがありますね。
毛見社長と長いお付き合いができていることに深く感謝しております。

 

本日は貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。
今後益々のご発展を心よりお祈りしております。